日頃の感謝を込めて贈っても喜ばれる楽屋暖簾は、相手に合わせて様々なデザインを選べるのも魅力です。
基本的にはデザインに制限はなく、その人の個性を上手に表現したものを使うことができます。ずらりと並ぶ楽屋の中でも、素敵な楽屋暖簾がかかっていれば周囲からも一目置かれることでしょう。
また、楽屋暖簾では〇〇さん江といった名前を入れることもよくあります。受け取る相手の名前を入れるのが通例で、贔屓よりと一言添えることもあります。贔屓とはファンのことで、自分のファンから贈られた暖簾が待つ楽屋の存在は、相手にとって嬉しくも心強いものです。
楽屋に設置する暖簾として選ぶポイントはいくつかありますが、デザイン以外にも
サイズや生地に気を配ってみるのもおすすめです。
衣装を着た役者が出入りすることを考慮すると、サイズは通常のものよりも大きめが良いでしょう。
生地にはバンテンがよく使われており、これは落ち着いた雰囲気が特徴です。
最適なサイズと生地は楽屋によっても変わります。間口が狭ければ小さめに、大きければサイズを広げて作る必要があります。その時々の都合に合わせて、オーダーメイドでも作成されています。
設置場所を考慮して加工を施そう
楽屋暖簾は設置する場所の都合上、防炎加工をしたものがおすすめです。
演劇やコンサートが行われる会場では、使用する暖簾に防炎加工を施すことが義務付けられている場合があります。
防炎加工をしていない楽屋暖簾は会場によっては持ち込むことができず、せっかくのファンに贈られても使えなくなってしまいます。あらかじめ加工を施しておくことで、プレゼントする相手に安心して使ってもらえます。
なお、加工を施す場合には、通常の楽屋暖簾と比べて納期が多めにかかる可能性が
あります。贈る日が決まっている場合はできるだけ早めに発注し、納期までの余裕
を確保すると良いでしょう。
万が一の火災が起こっても燃えにくい暖簾は、使用する相手を守ることにも繋がり
ます。
贔屓から役者への気持ちがあれば、どんな楽屋暖簾でも嬉しいものです。
しかしできるだけ相手に合ったものを選びたいといった時には、デザインはもちろん名前を描く書体や全体のカラーにこだわってみるのも喜ばれる方法です。
相手のマークやシンボルがあれば入れてみるのも良いでしょう。
ぴったりの楽屋暖簾を作ることができれば、贈る相手もきっと楽屋にかけて愛用してくれるはずです。