店舗に合った大きさののれん選びが大切です

店舗用ののれんは用途によってサイズが違い、よく見かけるものではラーメン屋や寿司屋などの「半のれん」があります。ひょいとくぐって、お店に入るのにちょうどいい大きさであることがわかりやすいです。

もしもラーメン屋に丈が160cmもある「長のれん」があったらどうでしょうか。隠れ家的なお店にかかっているには雰囲気もピッタリで素敵ですが、ラーメン屋や寿司屋の入り口には不向きです。

長のれん

老舗の酒蔵や醤油屋の軒先に、間口いっぱいの幅でかかっているものを「水引のれん」といいます。これは装飾用の意味合いなので、やはり寿司屋で見かけることはなく、それぞれに適した場所があることがわかります。

和風のお店には大きな一枚布を「日除けのれん」にしているところがあり、目印になったり、趣きも感じられます。このようにのれんはサイズによって違った用途があり、お店の業態に合ったものを選ぶことが大切です。

一般的には気楽に入れるお店には短めに、隠れ家や懐石料理のようなお店では長めのものが使われています。
色や文字入れなどのデザインももちろん大事な要素ですが、意外と重要なのがサイズであることを意識してのれんを制作することが大切です。

入りやすさは集客に関わることなので、店舗用としてはぜひ押さえておきたいポイントになります。

集客を考えるなら最適なサイズ選びが不可欠です

丈の短いのれんをかけていると、お店の中を見せる事が出来ます。道路を行き交う人にお店の雰囲気を伝えることが出来、反対に丈を長くすると趣きが演出されて、中の様子を覗いてみたくなります。

どのようなコンセプトの店舗にしたいかは、のれんを選ぶところから始まると言えそうです。

温泉施設や銭湯で使用されているのは、奥の様子が見えない丈に作られており、目隠しの用途があります。飲食店では厨房との境にもかかっていますが、出入りの激しい場所に長いものがだらりとかかっていると邪魔になります。

こういう場合は厨房を隠しながらも入りやすい丈を選ぶのがおすすめです。

目隠しや空間の仕切り、日除けの用途で使う場合は長さが必要ですが、集客したい店舗用としては短めがおすすめです。切り込みがあるかどうかも考慮し、使用する生地にもこだわるとさらに素敵な仕上がりになります。

店舗や店構えには不可欠なものなので、サイズによってお客さんの入りやすさが変わるというのは重要なポイントです。長さによっても印象や用途が違ってくることを覚えておきましょう。

のれんのサイズと用途

お店の中を見せて集客を図りたい場合は、丈の長いものではなく、短いものがおすすめです。